8/9(金)に開催された日本医科大学のオープンキャンパスに参加してきました。会場は千駄木校舎の教育棟です。千駄木校舎は、本駒込、東大前、千駄木、根津を結ぶ四角形の対角線が交わるところにあります。
オープンキャンパスは午前と午後の二回行われました。私が参加したのは午後の部でした。
弦間昭彦学長から日本医科大学についてのお話がありました。最先端の教育を目指しているそうです。具体的にはICT・AI・VRといった最新技術を取り入れた教育です。日進月歩で技術は発展していくます。特にこの数年でのAIの発展は目覚ましいものがあります。だからこそ、人間らしさ(Humanity)を重要視しなくてはならないとお話されていました。
ほかにも留年は効率が悪いのでなるべく出さないようにしたり、優秀な生徒がポテンシャルを発揮できるような制度を構築したりしているそうです。
続いて近藤幸尋医学部長から入学者選抜について説明がありました。2025年度から「グローバル特別選抜」 が新設されるようです。前期の一次試験の会場は武蔵境キャンパスとベルサール渋谷に加えて、福岡会場が追加されました。
入学者選抜に続き、佐伯秀久教務部長からカリキュラムについてのお話がありました。コンピテンス(能力のこと)を養うカリキュラムを組んでいるそうです。
最後は形成再建再生医学分野の研究に取り組む秋元正宇教授の授業がありました。 『形成外科のコンピュータサイエンス』というタイトルの講義です。形成外科は、たとえば怪我などで体の表面が変形してしまった患者を治療します。医師の技術に左右されがちな分野ですが、秋元教授は最新のテクノロジーを使って、「誰がやってもうまくいく」ような環境を整えるために研究を進めているそうです。教育においても最先端の技術を強みにする日本医科大学らしい研究だと感じました。