【参加レポート】日本私立医科大学協会加盟大学 2019年度合同入試説明会・相談会

主催:一般社団法人 日本私立医科大学協会

日時:2019年8月17日(土)10:40〜17:00(10:30受付開始、16:30受付終了)

会場:昭和大学 上條記念館

会場は、東京都品川区にあり最寄駅旗の台駅(池上線・大井町線)から徒歩10分ぐらいのところです。

説明会は2会場に分かれ、各大学ご担当者が20分で、大学の所在地・歴史・キャンパス・附属病院・教育理念・アドミッションポリシー・カリキュラム・ディプロマポリシー・国試合格率・入試概要・入試結果(志願者数、合格者数、現浪比、男女比など)・学費・奨学金などを説明されました。

その内容は、各大学のHPで確認できる部分もあると思いますが、入試概要は更新のある大学も多く、9月以降はHP確認の必要性があると思われます。

今回は、説明を聞くことが可能であった大学のポイント・変更点・留意点などを大学ごとにまとめてみました。

〈関西医科大学〉

学費値下げ

留年が少ない

客員教授:山中伸弥先生(京都大学)の講演

学費6年間2770万円(西日本最安値)

多様な入試(11月、前期、後期 /今年から新たに、前期・後期でセンター併用入試導入)

適性検査(日ごろの勉強で充分)

面接(集団・個人)ではコミュニケーション能力をみる

小論文は点数化

〈金沢医科大学〉

建学の精神を理解した上で、本学の伝統を継承し、将来発展できる人に入学してほしい。

編入学試験募集停止

AO入試20名 卒業生子女入試7名

推薦書①自己推薦書②他者推薦書

面接:個人1人15分・集団3〜5名

〈川崎医科大学〉

神奈川県川崎市ではなく、岡山県倉敷市にある。

1次合格には6〜7割の得点が必要

8月24日(土)オープンキャンパス開催予定

9月21日(土)全体説明会開催予定

〈福岡大学医学部〉

国試合格率はそれほど高くはない

入試のためにアドミッションポリシーを読んでおくこと

面接は、4〜6名で、医師としての適性(コミュニケーション能力・倫理・使命感)をみる。

面接で緊張する人のため個人面接で対応

令和2年入試から、推薦入試制度の調査書は共通資料として、点数化ではなく参考にする。

一般入試の定員を70名→60名

英語の資格・検定試験活用は増加傾向にある

入試問題は教科書からのみの出題280点以上の得点が理想的

〈久留米大学医学部〉

地域枠および福岡県特別枠推薦は出願資格を変更

福岡県特別枠推薦は現在申請中

一次試験東京会場1,000名超は出願順に久留米会場受験となるので早めの出願を

〈兵庫医科大学〉

入試は完全記述式(マークシート無し)

個人面接:受験生1名に対して面接官2名

一般A:小論文は二次試験に使用

60%合格が最低ライン

一般B:一次試験に英語無し

40%合格が最低ライン

〈愛知医科大学〉

ブランディング授業

WEB出願(推薦書は郵送)

昨年度と変更点無し

〈東海大学医学部〉

小論文・面接:オブザベーション評価

面接:コミュニケーション能力中心、口頭試問無し

奨学金制度は出願時にエントリーの必要有り

〈獨協医科大学〉

留年者数・留年卒は低い

敷地内ホテルの受験生利用可

A栃木県地域枠:募集無し

推薦出願資格:現役のみ

センター利用:小論文廃止

一般二次:小論文を一次へ移行

〈藤田医科大学〉

昨年度より大学名称変更

世界大学ランキング2019国内私立大第1位

アセンブリ教育

藤田バイオバンク開設(学校法人初)

大学病院でMDT点数第2位

JCI認定病院

〈岩手医科大学〉

医学部1年生全寮制

新附属病院2019年9月21日開院

女子の出願は少ない傾向

面接:課題型面接(面接室入室前に課題が出る)、得点は50点(今年は26点以下不合格)

〈昭和大学医学部〉

1年生全寮制(富士吉田寮)

国試実績(2018新卒100%)

センター利用は現役のみ

〈近畿大学医学部〉

2023年キャンパス移転

地域枠入試は別枠選抜入試に変更

一般入試の小倉会場廃止

小論文はテーマに沿って論述

面接は個人面接

小論文・面接共通ポイント:問題量が多いので時間配分を考えて

説明会では、以上のような入試・入学に関する情報が得られました。

これから、オープンキャンパスに行ったり、各大学のHPを確認したり、まだ情報収集の余地はありそうです。