【参加レポート】昭和大学医学部 2016年度入試説明会

昭和大学医学部の入試説明会に参加してきました。

昭和大学の医学部は旗の台キャンパスにあります。旗の台は東急池上線の駅で、五反田から7分ほどです。

旗の台駅からキャンパスまでは徒歩5分ほどです。駅前の商店街を抜けると昭和大学病院があり、その裏側に旗の台キャンパスがあります。商店街には飲食店が多く、学生街のような雰囲気もありました。

キャンパスに到着して受付で名前を伝えると、こちらの手違いで予約できていなかったようですが、当日受付が用意されており、問題なく参加することができました。

会場では親子連れの方々が多く見受けられました。

入試説明会のプログラムは以下の通りです。

10:00~10:10 久光正医学部長の挨拶
10:10~10:40 高木康教授による「海外留学制度、卒前卒後の教育について」
10:40~11:10 後閑武彦教授による「医学部入学試験概要について」

11:10~11:20 休憩

11:20~11:40 在校生からのメッセージ
11:40~12:00 卒業生のメッセージ

印象に残ったことを取り上げりとすれば、まず昭和大学は「チーム医療」力を入れているということです。

昭和大学は日本唯一の医系総合大学。一年生時には富士吉田にある寮にて他学部との共同生活を送ります。歯学部や、薬学部、看護学部など医学部以外の学部と交流をして、医療は一人でするのではなくチームで行うということを知り学部の壁を超えてチーム医療を学んでいけるようカリキュラムが組まれているそうです。

他には高木康教授によるアメリカと日本の医療教育のあり方についての水泳に喩えて語っており、それがユニークで記憶に残っています。

日本の医療教育をのプロセスを水泳に例えると、まずクロールや平泳ぎなどの泳ぎ方に関する理論を本から学び、見学をしたりしますが、その後はいきなり海に連れて行かれて、「さあ泳ぎなさい」となるそうです。つまり実地訓練を受ける前に現場に放り込まれてしまうということです。やはりそういった状況ではなかなか上手く泳ぐことができないようです。

一方、アメリカの場合は、日本同様に理論を学び見学などを経た後、川で水面に顔つけてみたり軽く泳いでみたりといった実地訓練に近いものが予めプロセスに組み込まれているそうです。だから海に連れて行かれて「さあ泳いでみなさい」と言われても、訓練の結果からちゃんと泳ぐことができるので自信もつくそうです。昭和大学ではアメリカの医療教育を意識したカリキュラム作りに取り組んでいるとのことでした。

「在校生からのメッセージ」を行った6年生の宝田さんは様々な勉強会やNPOに参加したり留学の経験が豊富な方で、お話を聞いていると自然と憧れの気持ちが湧き上がってきました。

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今回いただいた資料と入試要項の写真です。