【参加レポート】慶應義塾大学 2016年度オープンキャンパス・学部説明会(医学部)

2016年度慶應義塾大学オープンキャンパスに参加してまいりました。

慶應義塾大学は総合大学なので、今回のオープンキャンパスは医学部に特化したものではなく、他の学部と合同で行われたものでした。それゆえに大変な参加者の数でした。1回30分の学部説明会が4回行わており、わたしは3回目の説明会に参加しました。中規模の教室がほぼ満席になっていたので、トータルで相当な数の人が説明会に参加したのではないかと思われます。参加者は親子連れの高校生が多かったように見受けられました。

学部説明会は鈴木秀和教授によって行われました。まず、慶應義塾大学医学部の歴史についての説明がありました。福沢諭吉に恩のある北里柴三郎が設立に尽力したそうです。当時、官学の医学界においては各分野が分断されがちだったそうですが、私学である慶應はそれを他山の石として、基礎医学と臨床医学の連携を重要視したとのことです。

1年次は他の学部と同様に日吉キャンパスで一般教養を身に付けます。2年次から信濃町キャンパスに移動します。信濃町の慶應義塾大学病院は新病院棟を建設中で2017年に完成する予定だそうです。

研究医養成プログラム(MD-PhDコース)のお話もされていました。6年間の医学教育を受け、医学知識を十分にもった基礎医学研究者を医学部で医師になるための教育を受けると同時に、大学院で医学の知識に基づいたレベルの高い研究を行い、将来、研究医となる人材を育成するために設置されたコースです。

ここ数年で女子学生の割合が増加している傾向にあるそうです。今年度は女子学生の割合が23.3%ということでした。

慶應義塾大学医学部の強みの一つとして関連病院の多さから就職先には絶対に困らないということを鈴木教授は強調されておりました。

2017年度入試について変更点などの説明は特にありませんでした。

【参加レポート】日本医科大学 2016年度オープンキャンパス

日本医科大学の2016年度オープンキャンパスに参加しました。

会場は千駄木校舎の教育棟/大学院棟でした。千駄木校舎は4つの駅に囲まれており、アクセス方法は何通りかあります。私は東京メトロ南北線の東大前を使いました。駅からキャンパスまで徒歩8分ほどでした。他には、千代田線の千駄木駅・根津駅、南北線の本駒込駅からもアクセスが可能で、どの駅からも徒歩8分程度だそうです。

当日の内容は以下となっております。

・学長からの挨拶
・カリキュラムと入試の説明(教務部長)
・模擬講義(心臓血管外科学・新田隆 大学院教授)

弦間昭彦学長による挨拶では、学是や日本医科大学の歴史、著名な卒業生、校風などについてお話されていました。弦間学長は昨年度から学長になったそうで、今年が初めてのオープンキャンパスとのことです。ユーモアを交えてお話されており、参加した人たちも笑ってお話を聞いていました。

日本医科大学の学是は「済生救民」と「克己殉公」。特に「克己殉公」を強調していました。救急医療にも力を入れているそうです。

著名な卒業生には野口英世や、トーマス野口(マリリン・モンローやジョン・F・ケネディの検死を担当した)などがいるとのことです。

印象に残ったのは、日本医科大学の自由な校風のことです。「アカデミズムの自由を尊重する校風」と仰っていました。私大の中でも特に自由であるということです。というのは大学運営側の話かもしれません。創始者の一族経営の場合、ものごとは鶴の一声で決定することが多いが、日本医科大学はそうではないというような趣旨のことをお話されていました。

「カリキュラムと入試の説明」では今年から後期試験が導入されるということをまず最初にお話されていました。また、前期試験の一次試験合格者数を例年よりも減らすとのことです。偏差値を上げる狙いがあるそうです。

模擬講義は小川令教授による「心臓手術」についての講義でした。心臓手術の歴史、実際の手術時の映像、心臓手術のこれから、といった内容でした。手術の映像は、心臓がアップになっていてとても臨場感があり、なかなかインパクトのあるものでした。もしもこれが他の場所であれば目を覆う人も多いと思われますが、参加者はさすがは医学部受験生、皆さんしっかりとスクリーンを見つめておりました。映像は胸骨をドリルを使って開くところから始まりました。この日はあまり体調が芳しくなく、まとめに見ていたらどうにかなってしまいそうだったので、目を細めて見ることにしました。

参加者は親子連れの方がよく見受けられました。会場はほぼ満席でした。女子の数のほうが圧倒的に多かったです。

今回いただいた資料です。

当日特に言及されることはなかったのですが、日本医科大学は女子学生の割合が多いそうで、女性医師・研究者に対する支援体制を整えているとのことです。




【参加レポート】日本大学医学部 2016年度オープンキャンパス

日本大学医学部が開催する2016年度のオープンキャンパスに参加しました。

日大医学部のキャンパスは板橋区の大谷口上町にあります。最寄り駅は東武東上線の大山という駅です。最寄りと行っても歩いて15分ほどかかります。池袋西口から出ている日大病院行きのバスを使うのが便利だと思います。わたしは西武新宿線の野方駅から出ている王子行きのバスで東山町まで行き、そこから5分程歩いて日大医学部まで行きました。

キャンパスは、日本大学医学部附属板橋病院と隣接しているので、病院を利用する人たちが敷地内を行き交うという環境です。学生街に見られがちな学生ノリは自粛せざるを得ず、背筋がぴんと伸びるのではないかと思われます。

オープンキャンパスの会場は図書館棟の記念講堂でした。受付で資料とボトルの水、記念品の防災グッズをいただきました。

参加していた人たちは親子連れが多かったです。また、友達と来ている人も多く、わたしのように一人で参加している人はあまりいませんでした。心なしか男子よりも女子のほうが多かったように見受けられました。

オープンキャンパスで行われた内容は以下の通りです。

    講演『医学部キャンパスライフ等』
    宇田川誠一教授(一般教育学系数学分野)
    講演「日本大学における再生医学研究」
    松本太郎教授(機能形態学系細胞再生・移植医学分野)
    授業紹介「医学英語」
    並河晶子准教授(一般教育学系生物学分野)
    学生講演「在学生から見た日本大学医学部」   

 教員・在学生による進学相談コーナー
    キャンパスツアー

日大医学部は国家試験合格率が私大医学部において第5位だそうです。

松本太郎教授による講演「日本大学における再生医学研究」は、再生医療研究の最先端について。脱分化脂肪細胞(DFAT)と呼ばれる細胞の利点について教えていただきました。

授業紹介「医学英語」では、英会話の能力が1年でどれほど成長するのかということをある学生さんの実際の記録を映像で見せてもらいました。入学当初はしどろもどろですぐにつっかえてしまっていた学生が、1年後には相手の話をきちんと理解し、的確な返答ができるというレベルになっていました。中高の6年間で英語を勉強しても英会話するだけの能力はつきませんでした。しかし、日大で1年間みっちり勉強すればしっかりと話せるようになるようで、とても興味が湧きました。日本大学医学部は英語教育に特に力を入れているようで、海外でも通用する実践的な英語能力を6年間でみっちり訓練するとのことでした。

「在学生から見た日本大学医学部」では二人の学生による15分程度の発表がありました。

最初にお話した方は、医学部では試験の範囲が広すぎて一人ではとても手に負えないそうです。そのため皆で協力して試験に挑むとのことです。それによってチームワークが培われるとお話されていました。

医学部というと、勉強勉強勉強…というイメージがありますが、二番目にお話しされた方によれば、意外にそうでもなく結構暇な時間があるということを強くアピールしていて面白かったです。

今回いただいた資料と記念品です。

【参加レポート】昭和大学医学部 2016年度入試説明会

昭和大学医学部の入試説明会に参加してきました。

昭和大学の医学部は旗の台キャンパスにあります。旗の台は東急池上線の駅で、五反田から7分ほどです。

旗の台駅からキャンパスまでは徒歩5分ほどです。駅前の商店街を抜けると昭和大学病院があり、その裏側に旗の台キャンパスがあります。商店街には飲食店が多く、学生街のような雰囲気もありました。

キャンパスに到着して受付で名前を伝えると、こちらの手違いで予約できていなかったようですが、当日受付が用意されており、問題なく参加することができました。

会場では親子連れの方々が多く見受けられました。

入試説明会のプログラムは以下の通りです。

10:00~10:10 久光正医学部長の挨拶
10:10~10:40 高木康教授による「海外留学制度、卒前卒後の教育について」
10:40~11:10 後閑武彦教授による「医学部入学試験概要について」

11:10~11:20 休憩

11:20~11:40 在校生からのメッセージ
11:40~12:00 卒業生のメッセージ

印象に残ったことを取り上げりとすれば、まず昭和大学は「チーム医療」力を入れているということです。

昭和大学は日本唯一の医系総合大学。一年生時には富士吉田にある寮にて他学部との共同生活を送ります。歯学部や、薬学部、看護学部など医学部以外の学部と交流をして、医療は一人でするのではなくチームで行うということを知り学部の壁を超えてチーム医療を学んでいけるようカリキュラムが組まれているそうです。

他には高木康教授によるアメリカと日本の医療教育のあり方についての水泳に喩えて語っており、それがユニークで記憶に残っています。

日本の医療教育をのプロセスを水泳に例えると、まずクロールや平泳ぎなどの泳ぎ方に関する理論を本から学び、見学をしたりしますが、その後はいきなり海に連れて行かれて、「さあ泳ぎなさい」となるそうです。つまり実地訓練を受ける前に現場に放り込まれてしまうということです。やはりそういった状況ではなかなか上手く泳ぐことができないようです。

一方、アメリカの場合は、日本同様に理論を学び見学などを経た後、川で水面に顔つけてみたり軽く泳いでみたりといった実地訓練に近いものが予めプロセスに組み込まれているそうです。だから海に連れて行かれて「さあ泳いでみなさい」と言われても、訓練の結果からちゃんと泳ぐことができるので自信もつくそうです。昭和大学ではアメリカの医療教育を意識したカリキュラム作りに取り組んでいるとのことでした。

「在校生からのメッセージ」を行った6年生の宝田さんは様々な勉強会やNPOに参加したり留学の経験が豊富な方で、お話を聞いていると自然と憧れの気持ちが湧き上がってきました。

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今回いただいた資料と入試要項の写真です。

2016年度 埼玉医科大学オープンキャンパス

2016年7月18日 埼玉県の埼玉医科大学のオープンキャンパスに行って来ました。


キャンパス入口では、カッコよくお出迎えです。


埼玉医科大学病院東館です。とてもきれいで、Tully’s coffeeが入っていておしゃれでした。


オルコスホールにて全体説明です。緑のポロシャツを着た学生さんたちが、笑顔でお出迎えです。本来ここは、講義室だそうです。すごくきれいですね。


丸木記念館で昼食。美味しいお弁当でした。丸木記念館は、そもそもレストランだとか。

毛呂山キャンパスから10分の距離に日高キャンパスがあります。この国際医療センターは、「救命病棟24時」や「下町ロケット」などのドラマロケ地などにも使われたとか。国際医療センターを上空から見るとアメリカの国防省ペンタゴンに似ていてカッコイイです。耐震強度もしっかりしていて、東日本大震災の時も少し揺れた程度だったそうです。

国際医療センターに入ってみると、何やらすごいものを発見。

この国際医療センターは、「JCI認定病院」ということで、最先端で質の良い医療を患者様に提供する病院であると認定されています。

国際医療センター内の中庭。太陽の光が全面に入ってきて、病院とは思えません。マンションのエントランスのようです。

今回、配布された資料です。

一般入試問題も入っていて、とても良いですね。あと、平成29年度からネットの出願が可能となるので、郵便局に行く手間は省けそうですね。

以上、埼玉医科大学オープンキャンパス参加報告でした。

2016年度 聖マリアンナ医科大学 オープンキャンパス

7/17(日)聖マリアンナ医科大学のオープンキャンパスに参加してきました。
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・スケジュール
10:00~10:30 入試・大学説明会
10:30~11:00 新カリキュラム説明
12:00~12:30 卒業生トークライブ
12:30~13:00 模擬講義

・アクセス
小田急線 新百合ヶ丘駅から本学まで(小田急バス)
JR南武線・田園都市線 溝の口駅から本学まで(川崎市営バス)
田園都市線 あざみ野駅から本学まで(小田急バス)   
と様々な駅からアクセスできるので、交通の便が良いと言えるだろう。
しかし、大学講義後に飲み食いする場がキャンパス付近にないので、駅まで戻って食事っということになるだろう。
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キリスト教精神に乗っ取り一般の方々も礼拝ができる聖堂がある。
全体的に、綺麗なキャンパスであると言えるだろう。
学生が学ぶ教育棟に関しては、先端的なシステムを備えた場所であると思う。
学生ロッカーは、ICカードのようなもので入室とセキュリティ対策は万全で安心できそうだ。

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食堂は、学生にはもったいないくらい綺麗でここでお昼ご飯は、最高だろう。

・聖マリアンナ医科大学の建学の精神
キリスト教的人類愛に根ざした「生命の尊厳」を基調とする医師としての使命感を自覚し、人類社会に奉仕し得る人間の育成、ならびに専門的研究の成果を人類の福祉に活かしい医師の育成
・本学の特徴
付属病院が充実しているため、臨床実習・研修に恵まれている。
協定校(昭和薬科大学・明治大学・東京純心大学・上智大学)と医療系大学以外の大学と連携していることには興味深い。
2016年度からアウトカムベースの新カリキュラムを導入している。
新入生は4月のオリエンテーション期間中に2泊3日の宿泊研修に参加し、医師として必要な資質となるコミニケーション能力やプレゼンテーション能力を養うだけでなく6年間共に学ぶ仲間たちを知る機会でもあるだろう。
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教室にはソクラテックシステムというICカードを利用した双方向型授業を行っていて、教員の質問に対して学生の回答や授業出席などを集計するものが備わっている。
出席もICを通さなくてはならないので、学生にとっては毎朝必死に大学に行かなくてはならないが、保護者にとっては、子供がしっかり大学に行っていることを把握できて安心できるだろう。

・平成29年度 入学試験要項
推薦入試定員 約20名
一般入試定員 約95名   計115名
*H28年度と定員が変更されていて、推薦志望者女子にとっては良い条件となっている。

1次試験日 平成29年 1/31(火)五反田TOCビル
2次試験日 平成29年 2/11(土)12(日)のどちらか

 推薦入試に関して注意すべき点
第3学年1学期までの全体の評定平均値が4.0以上かつ数学・理科・外国語の評定平均値がそれぞれ4.0以上の者
各高校から2名以内であること。

詳しい入試事項に関しては、聖マリアンナ医科大学のホームページや本学が配布いている入試試験要項を参照してもらいたい。
次回の学内進学相談会
7/23(土)
9/24(土)
11/3(木・祝)  

※事前予約 不要
今回、参加が出来なかった方々は上記の3回に参加してはいかかでしょうか?
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