8月26日(土)に行われた東京医科大学の入試説明会に参加しました。
会場は大学(新宿三丁目)ではなく東京医科大学病院(西新宿)でした。
丸ノ内線の西新宿駅から地下通路を進み、階段を上がったすぐのところにあります。
このE5出口を目指すと雨でもあまり濡れずに行くことが出来ます。
この病院ですが、2年後に新病院が完成するようです。
実習施設が拡大されるということで学生の方には嬉しい事項でしょう。
説明会の時間は9時半から12時までということでしたが、11時からは個別相談会となりました。
理念や基本方針、アドミッションポリシーや2年後の新病院のお話、外科医療の未来についての講演、学生の方のお話、よくある質問についてと盛りだくさんの内容でした。
カリキュラムは2014年から学年横断的なものになり、連続性をテーマにされているようです。大学の売りとなっています。
1~4年次では基礎医学を学び、臨床は3年次から始まります。
1年次には早期臨床体験もあるそうです。
5,6年次にはクリニカル・クラークシップという名称で医療チームに配属され、経験を積むというカリキュラムです。
国際基準に基づく医学教育分野別評価認定を獲得し、海外臨床実習の提携校も15校とカリキュラムは充実していますが、留年される方も多く、気が抜けないとのことでした。
外科医療のお話の中では、テクノロジーの進歩によってより高度な検査や手術が可能になり、この進歩が続くため生涯学習できる人、人間が好きで向学心に燃える人が医療に向くということでした。アドミッションポリシーとして自学自習の出来る人、という点があり、この校風がよく表れたお話に感じられました。
最後によくある質問とその答えについて書きます。
推薦入試の提出書類は全て点数化して判断するようです。茨城県の奨学金地域枠についてはその書類も選考対象になる、とのこと。調査書の学校間格差はないとのことです。
小論文の出題テーマは英語と国語が1題ずつで、英語の問題は英文を読んで英語や日本語で答える問題だそうです。近年は日本語で答える問題が多いとのこと。
一般入試の合格最低点はここ3年だと57.5%~67.8%で、今年は400点満点で230点が合格最低点だったようです。
センター利用の1次試験については今年は950点満点で824点がボーダーラインでした。
一般入試での面接はアドミッションポリシーを前提とし、それとの適合や自己分析についてを探るそうです。
一般入試での小論文のテーマは非公開ですが、医学系以外のテーマも出題され、要旨をまとめる問題であったり受験生の考えを書かせる問題であったりするようです。過去では400~600字の分量であり、全て日本語だったとのこと。
適性検査は性格検査であり面接の際の参考にするようです。
寄付金や学校債は任意で、入学後にのみ受け付けるようです。
学納金について、正規合格でも補欠合格でも差はないとのこと。