【参加レポート】北里大学 2017年度オープンキャンパス

8月27日に開催された北里大学のオープンキャンパスに参加してきました。

アクセスは相模大野駅からのバスを利用しました。路線バスは町田駅やJRの相模原駅などからも出ているようです。今回はオープンキャンパスということもあってか、相模大野からのバスが無料でした。駅近くにスクールバス専用の乗り場があり、そこから出ていました。

駅からはバスで20分ほど。緑の多いキャンパスです。

入口の横には校是が掲げられていました。

医学部は1970年の開学で、2014年に新病院が、この9月1日には臨床教育研究棟が新設されます。これをはじめとして5,6年生には1人1つずつ机と本箱が自習室に与えられる等、設備は大変充実しています。

カリキュラムの特徴としては7学部ある大学ならではのチーム医療と6年一貫教育が挙げられます。1年次に病院体験当直があったり、4年次後期からの臨床実習や6年次の海外や地方を含めた希望する科での実習を含め、実習が充実しています。

入試についてですが、志願者は例年2000~2500名ほどで1次試験は500名ほどが通過し、最終的な合格者は今年の場合繰り上げを含めて181名だったとのことです。今年の倍率は正規の合格者で18倍、繰り上げ合格者も含めると13倍で、今年は繰り上げ合格者が少なかったようです。合格最低点は繰り上げで500点満点の321点、正規合格するならば7割は欲しいとのこと。多浪生の不利はないようです。

2次試験の日程は出願の際に選択可能で、平成30年度は2月の3日、4日ですが昭和大学の試験が3日にあるので併願する際には要注意、とのことでした。試験科目に例年と変更はありません。2次試験は論文と面接であり、決して足切りのためではなく、1次試験で多く得点するほど当然有利ではありますが、それなりの比重があるということは強調されておられました。こちらは論文と面接試験で、選抜者基本方針や求める学生像との合致はこの試験を通して探られるようです。なお、人間性豊かで優れた医師の育成、患者さんの目線に立てる素養と生命に対する畏敬の念を重視されるとのこと。

学士入学は1年後期からの編入となり、試験日は一般試験と同じで、数学の問題、比重共に少なく、理科は化学と生物のみの選択となるようです。

また、その建物の正面に臨床教育研究棟がありました。

広く、緑の多いキャンパスで、この自然もありながら充実した環境と総合大学ならではの連携が大学の強みであるように感じられました。

【参加レポート】東京医科大学 2017年度入試説明会

8月26日(土)に行われた東京医科大学の入試説明会に参加しました。

会場は大学(新宿三丁目)ではなく東京医科大学病院(西新宿)でした。

丸ノ内線の西新宿駅から地下通路を進み、階段を上がったすぐのところにあります。

このE5出口を目指すと雨でもあまり濡れずに行くことが出来ます。

この病院ですが、2年後に新病院が完成するようです。

実習施設が拡大されるということで学生の方には嬉しい事項でしょう。

 

説明会の時間は9時半から12時までということでしたが、11時からは個別相談会となりました。

理念や基本方針、アドミッションポリシーや2年後の新病院のお話、外科医療の未来についての講演、学生の方のお話、よくある質問についてと盛りだくさんの内容でした。

カリキュラムは2014年から学年横断的なものになり、連続性をテーマにされているようです。大学の売りとなっています。

1~4年次では基礎医学を学び、臨床は3年次から始まります。

1年次には早期臨床体験もあるそうです。

5,6年次にはクリニカル・クラークシップという名称で医療チームに配属され、経験を積むというカリキュラムです。

国際基準に基づく医学教育分野別評価認定を獲得し、海外臨床実習の提携校も15校とカリキュラムは充実していますが、留年される方も多く、気が抜けないとのことでした。

外科医療のお話の中では、テクノロジーの進歩によってより高度な検査や手術が可能になり、この進歩が続くため生涯学習できる人、人間が好きで向学心に燃える人が医療に向くということでした。アドミッションポリシーとして自学自習の出来る人、という点があり、この校風がよく表れたお話に感じられました。

最後によくある質問とその答えについて書きます。

推薦入試の提出書類は全て点数化して判断するようです。茨城県の奨学金地域枠についてはその書類も選考対象になる、とのこと。調査書の学校間格差はないとのことです。

小論文の出題テーマは英語と国語が1題ずつで、英語の問題は英文を読んで英語や日本語で答える問題だそうです。近年は日本語で答える問題が多いとのこと。

一般入試の合格最低点はここ3年だと57.5%~67.8%で、今年は400点満点で230点が合格最低点だったようです。

センター利用の1次試験については今年は950点満点で824点がボーダーラインでした。

一般入試での面接はアドミッションポリシーを前提とし、それとの適合や自己分析についてを探るそうです。

一般入試での小論文のテーマは非公開ですが、医学系以外のテーマも出題され、要旨をまとめる問題であったり受験生の考えを書かせる問題であったりするようです。過去では400~600字の分量であり、全て日本語だったとのこと。

適性検査は性格検査であり面接の際の参考にするようです。

寄付金や学校債は任意で、入学後にのみ受け付けるようです。

学納金について、正規合格でも補欠合格でも差はないとのこと。

 

【参加レポート】杏林大学 2017年度オープンキャンパス

7月29日(土)に行われた杏林大学医学部のオープンキャンパスに行ってきました。医学部がある三鷹キャンパスは中央線三鷹駅又は吉祥寺からバスで20分かかる場所にあります。他にも、調布駅と仙川駅といった京王線に連絡するバス便もあります。他学部のキャンパスがある井の頭キャンパスとの違いに注意。

↑これが外観です手前に見えるきれいな建物が付属病院で奥がキャンパスとなります。今回のオープンキャンパスは松田講堂で開催されました。

 今年度のオープンキャンパスでは、12~16時の日程で、最初に医学部

長の挨拶があり、学部紹介、模擬講義、先輩メッセージ、来年度入試の概要、個別相談会が行われました。

今年の模擬講義は感染症学の新倉先生が「寄生虫」についてのはなしをしてくださいました。また、先輩からのメッセージでは1,3年生の学生が高校時代のお話や大学での学習、部活動についてお話してくださいました。医学部では縦のつながりや横のつながりが強く、卒業生の先輩方とも交流を持つ機会が多いとお話されていました。一方で、近年新設された井の頭キャンパスに通う他学部の学生と交流する機会は少なくなってしまっているともお話されていました。

前年度の変更点として、平成30年度から一般入試での成績上位者最大15名に学納金1,000万円免除を実施するとのことでした。詳しい内容はHP等で確認くださいとのことでした。

一般入試

募集人数 91名(一般枠:79名/東京都地域枠:10名/茨城県地域枠:2名)

出願期間 12月4日〜1月12日(Web出願)

1次試験 1月22日 五反田TOC  (定員超過分のみ三鷹キャンパス、受験場所は希望した場所に先着順に決定)

試験科目

英語

「英語表現Ⅰ」「英語表現Ⅱ」「コミュニケ―ション英語Ⅰ」「コミュニケ―ション英語Ⅱ」「コミュニケ―ション英語Ⅲ」

60分 100点

数学

数学ⅠⅡⅢ・AB

同上

選択科目

理科三分野の中から問題配布後に2分野を選択

100分 150点

2次試験 1月24日  三鷹キャンパス

小論文(60分) と 面接 (個別面接)  東京都・茨城県地域枠は、左記以外に都・県の担当者と面接

27年度の小論文テーマは 「うそも方便」ということわざにについてどのように考えるか、28年度は「褒めて育てることについて」、29年度は「人生、思い通りにいかないということについて」をいずれも60分800字程度で述べというものでした。

テーマに沿って自分の意見を自分の言葉で書く、誤字・脱字に注意とのことでした。

面接はここ数年は、個別面接で、先生は2人。先輩メッセージで質問がありましたが、奇をてらったような質問はないとのこと。

合格発表   1次 1月22日  2次  1月26日   いずれも14時~(補欠の場合は、補欠番号が表示される。補欠者に順に繰上合格の通知が電話で伝えられる。また、電話で自身が補欠の何番目に繰り上がっているかを教えてもらえるそう。)

センター利用入試

募集人数 25名

出願期間 12月4日〜1月12日

個別学力検査  2月9日か10日いずれか1日で志願者全員に対し実施(振り分けは願書の先着順で決定。希望日が超過してしまった場合は、別の日に振り分けられる。)

           会場は三鷹キャンパスでのみ実施

必須科目

英語・数学ⅠAⅡB

それぞれ200点

選択科目

物理 化学 生物の中から2つ選択

各科目100点

個別学力検査

小論文(60分)  面接

合格最低点は非公開となっています。

合格発表   2月21日   16時~

今年の一般入試志願者は2,874名  合格者 122名

センター利用入試志願者は1,387名  合格者 30名    但し実受験者は363名

合格発表時補欠の順番も通知され、今年の場合一般入試の補欠247名のうち、168番目まで繰上、センター利用入試の補欠179名のうち、76番目まで繰り上がったとのこと。

なお、寄付金等は一切お願いしていないとのこと。

8月19日にもまたオープンキャンパスが開かれるので興味のある方は是非。