医学部二次試験対策 『小論文の書き方』

こんにちは。

いまだ寒い日が続いておりますが、体調の方は如何でしょうか。このような日は、コタツに入って温かいものを食べたいものです。

さて、前回まではしばらく医療系の用語に関するテーマで書いてきましたが、今回は久しぶりに入試に関することを書かせていただこうと思います。

タイトルにある通り、小論文の書き方についてですが、まだ1回目ということもあり、本当に基本的なことから、書かせていただきます。基本的なことはちゃんと把握している、という方も、確認のために、目を通してみてください。

基本的な注意点

小学校で文字を習ってから、皆さんは幾度も原稿用紙に文章を書いてきたことだと思います。作文・読書感想文などなど。しかし、書き方自体をじっくりと教わる機会は少なかった(あるいはなかった)のではないでしょうか。

当然、原稿用紙の使い方にもきまりはあります。いくつかの基本事項を見ていきましょう。

書き始めや、段落を変えるときには、1マス明ける

時々、マスを開けずに書き始めている人がいます。また、明らかに改行しているにも関わらず、次行の頭が1マス空いていない人もいます。必ず気をつけましょう。

記号は使わない

メールやブログ記事などの癖で、「!」や「?」といった記号を思わず使ってしまいがちですが、真面目な内容を書く小論文では、ます、使用することはありません。(課題文などの抜粋部分に、これらの記号が使われていれば、話は別ですが)

ふりがなは付けない

こちらも時々、原稿用紙の横(あるいは上)の行間にふりがな付けている人が見られます。しかし、つけてはいけません。当て字のような漢字を使って、それを読ませたいと思うかもしれませんが、そもそも当て字は使わない方が吉です。

句読点やカギかっこは、それぞれ1マス使う

行末にこれらが来た時に限り、文字と一緒に書いてもかましません。しかし、そうでない場合は、必ず1マス使います。

間違いは消しゴムで

斜線や二重線で訂正する人もいますが、鉛筆やシャーペンで書いてある以上、ミスは必ず消しゴムで消して書き直してください。そうした訂【正方法は、ボールペン等の消すことの出来ない筆記具で書いたときのみで、その場合も、訂正印を押すのが社会のマナーです。

以上が、原稿用紙自体に関する注意点です。このくらいのことは、おそらく小学校の国語のカバー内ですので、みなさんもご存じのことでしょう。

忘れていたという人は、いま、覚えなおしておくとよいでしょう。

小論文の中身に関して注意すること

では次に、中身に関することに触れていきます。

題名は不要

小論文に題名は必要ありません。たとえば、『~について、あなたの考えを800字以内で述べよ』という設問文があるのに、『~についての私の考え』というタイトルは、明らかに不要です。

漢字の間違い

近年は携帯電話やパソコンに頼ることが多いため、漢字の間違いが目につきやすくなっています。これは大人の人もそうなのですが、読むことはできても書くことは難しい、という人が増えているようです。以前とても驚いたのは、幸福という字を辛福と書いていた人がいたことです。一瞬、違和感はあっても何が違うのかわかりませんでした。それはいいとして…

書いてみて何か違和感を感じたら、それは間違っている可能性が高いと考えてよいでしょう。

数字の書き方

横文字の文を読む機会が多いので、数字はそのまま書きがちになってしまいます。ですが、『平成25年』を縦に書いてみてください。





おかしいでしょう?





漢数字を使うようにしましょう。記号のように、課題文のなかにそのような表記があれば、例外として使ってもよい場合もあります。

さて、長くなってしまいましたが、他にも注意すべき点はあります。よって、次回に、この続きを見ていくことにしたいと思います。

それでは。