【参加レポート】東京慈恵会医科大学オープンキャンパス

会場:東京慈恵会医科大学西新橋キャンパス(2号館講堂・大学1号館)

日時:2019年8月14日(水)13:00〜17:00

会場は東京都港区にあり、最寄駅都営三田線御成門駅から徒歩5分ぐらいのところです。

2号館入口
1号館入口

まず、学長の松藤千弥先生教学委員長のお話でした。建学の精神「病気を診ずして、病人を診よ」、参加型診療実習、附属病院、海外実習(インターナショナルカフェにおける情報交換/週1)、チーム医療など状況を紹介されました。

次は、竹森重先生のお話でした。

アドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシーについて、自立的学習・患者様に学ぶ必要性が盛り込まれていることを説明されました。

次に、脳神経外科教授村山先生(平成元年卒)のお話でした。

大学の役割(教育・研究・イノベーション(知を生み出すこと)について説明されました。

イノベーションとは

慈恵医大はハイブリッド手術発祥の地

このほか、カテーテルロボット手術による遠隔手術・AIは敵か味方か(使いこなすのは人間=医師)・海外で研鑽する意義などをお話になり、最後に「フォロワーになるなパイオニアになれ」を受験生へのメッセージを送られました。

次に、入試について入試委員長の中村先生からお話がありました。

2019年入試結果(入学者数・入学者男女別・現浪別)のほかに、次のような説明がありました。

理科の選択状況

東京都地域枠入学試験結果

続いて、2020年入試概要でした。

2020入学試験日程

東京都地域枠

そして、入学者選抜方法について、

大学入学者選抜に求められる「公正性」

公正確保に向けた方策

というように、その公正性を詳しく説明されました。

そして、アドミッションポリシー・教育理念・卒業時コンピテンス・コンピテンシーに基づいた入試、

1次:理数英の筆記試験

2次:面接(MMI)、小論文

について、以下のような説明がありました。

筆記試験では

面接・小論文では

面接(MMI)

(MMI)とは

小論文
二次試験合格者の判定
大学入試の意義

中村先生は、大学入試の意義をご説明され、学長先生からのメッセージ「人の苦しみを理解し、人の役に立つ医療を志す人たちに入学してもらいたい」をお話の最後に残されました。

そのあとは、学生が語る入試準備、大学生活、大学での勉強について岡部先生(司会)と学生1〜6年(各学年1名)のお話となりました。

岡部先生(司会):大学の良いところは?

1年生:人の繋がりが強い(部員同士の付き合い)

2年生:生徒と先生の距離が近い

3年生:自由な点(出席を取っていないので欠席しても大丈夫、やりたいことをやれる)

4年生:学外実習が多い

5年生:魅力的な医師

6年生:他職種連携を早く学べる環境

岡部先生(司会):入学後に大学の印象が変わりましたか?

5年生:真面目な人(勉強)ばかりだと思っていましたが、色々な(趣味を持つ)人がいた。

2年生:自分は庶民で周りはお金持ちばかりだと思っていましたが、金銭感覚は同じでした。

6年生:偏差値が高いからどうかなと思っていましたが、グループ演習など、みんなで勉強する雰囲気でした。

岡部先生(司会):慈恵医大では、国試対策はありません。それは、自分たちでやるからなのです。人の繋がりが強いということでもあります。

4年生:先生と生徒の繋がりが強い。

1年生:部活動の兼部ができる。

岡部先生(司会):なぜ医学部を目指したの?

1年生:勉強が好きだから。法・商学部も検討しましたが人との交流が多いのは医学部ではないかと思ったから。

2年生:人の命を救える職業に就きたかったから。

3年生:人の役に立つ職業に就きたかったから。

4年生:人と接するのが好きだから。人間の感情について知りたい→医学部が人に触れられるのではないかと思ったから。

5年生:医者がかっこいいと思うから。

6年生:人を助ける職業に就きたいと思ったから。

岡部先生(司会):なぜ慈恵医大に入学したのですか?

1年生:合格した大学の中で一番偏差値が高かったから。

2年生:新潟大学合格よりも慈恵医大の方が嬉しかったから。

3年生:慈恵医大は歴史があるから。

4年生:合格した大学の中で一番学費が安いから。

5年生:面接官に「受かりそうだね。頑張ってね」と言われたから。

6年生:唯一合格した大学だったから。

岡部先生(司会):受験勉強は?

1年生:塾のテキスト。高1から勉強を始めました。

2年生:高3夏から勉強を始めたので2浪・予備校通いです。

3年生:予備校、学校授業メイン。基本的問題集の反復です。

4年生:塾のテキスト(数学・生物)

岡部先生(司会):2次対策は?

3年生:自身を持って受けることです。面接では、MMIですが怖い先生はいませんでした。小論文は、テーマ設定で焦りましたが、落ち着いて考えて取り組むと良いと思います。

2年生:面接では、ありのままを見てもらえば良いと思います。小論文は、過去問で練習しました。

1年生:直前まで対策していませんでした。小論文では、他大学にも適応できるような勉強をしていました。自分の考えを掘り下げていくと字数は満たされると思います。

岡部先生(司会):受験生へのメッセージは?

5年生:勉強を楽しくやってほしい。楽しみを持って勉強する。入学後の勉強も大変です。

今後の励みになるようなお話しを沢山していただきました。

このあとは、キャンパス見学、英語での診療見学、心音・深呼吸の聴診体験、パネル展示、ビデオ上映、模擬講義、相談会に自由に参加することができました。

パネル展示

模擬講義会場

8月15日(木)13:00〜開催されます。

2号館が満席の場合は1号館で映像中継となり、丁寧なお話をゆったりと聞くことができます。