【参加レポート】杏林大学 2017年度オープンキャンパス

7月29日(土)に行われた杏林大学医学部のオープンキャンパスに行ってきました。医学部がある三鷹キャンパスは中央線三鷹駅又は吉祥寺からバスで20分かかる場所にあります。他にも、調布駅と仙川駅といった京王線に連絡するバス便もあります。他学部のキャンパスがある井の頭キャンパスとの違いに注意。

↑これが外観です手前に見えるきれいな建物が付属病院で奥がキャンパスとなります。今回のオープンキャンパスは松田講堂で開催されました。

 今年度のオープンキャンパスでは、12~16時の日程で、最初に医学部

長の挨拶があり、学部紹介、模擬講義、先輩メッセージ、来年度入試の概要、個別相談会が行われました。

今年の模擬講義は感染症学の新倉先生が「寄生虫」についてのはなしをしてくださいました。また、先輩からのメッセージでは1,3年生の学生が高校時代のお話や大学での学習、部活動についてお話してくださいました。医学部では縦のつながりや横のつながりが強く、卒業生の先輩方とも交流を持つ機会が多いとお話されていました。一方で、近年新設された井の頭キャンパスに通う他学部の学生と交流する機会は少なくなってしまっているともお話されていました。

前年度の変更点として、平成30年度から一般入試での成績上位者最大15名に学納金1,000万円免除を実施するとのことでした。詳しい内容はHP等で確認くださいとのことでした。

一般入試

募集人数 91名(一般枠:79名/東京都地域枠:10名/茨城県地域枠:2名)

出願期間 12月4日〜1月12日(Web出願)

1次試験 1月22日 五反田TOC  (定員超過分のみ三鷹キャンパス、受験場所は希望した場所に先着順に決定)

試験科目

英語

「英語表現Ⅰ」「英語表現Ⅱ」「コミュニケ―ション英語Ⅰ」「コミュニケ―ション英語Ⅱ」「コミュニケ―ション英語Ⅲ」

60分 100点

数学

数学ⅠⅡⅢ・AB

同上

選択科目

理科三分野の中から問題配布後に2分野を選択

100分 150点

2次試験 1月24日  三鷹キャンパス

小論文(60分) と 面接 (個別面接)  東京都・茨城県地域枠は、左記以外に都・県の担当者と面接

27年度の小論文テーマは 「うそも方便」ということわざにについてどのように考えるか、28年度は「褒めて育てることについて」、29年度は「人生、思い通りにいかないということについて」をいずれも60分800字程度で述べというものでした。

テーマに沿って自分の意見を自分の言葉で書く、誤字・脱字に注意とのことでした。

面接はここ数年は、個別面接で、先生は2人。先輩メッセージで質問がありましたが、奇をてらったような質問はないとのこと。

合格発表   1次 1月22日  2次  1月26日   いずれも14時~(補欠の場合は、補欠番号が表示される。補欠者に順に繰上合格の通知が電話で伝えられる。また、電話で自身が補欠の何番目に繰り上がっているかを教えてもらえるそう。)

センター利用入試

募集人数 25名

出願期間 12月4日〜1月12日

個別学力検査  2月9日か10日いずれか1日で志願者全員に対し実施(振り分けは願書の先着順で決定。希望日が超過してしまった場合は、別の日に振り分けられる。)

           会場は三鷹キャンパスでのみ実施

必須科目

英語・数学ⅠAⅡB

それぞれ200点

選択科目

物理 化学 生物の中から2つ選択

各科目100点

個別学力検査

小論文(60分)  面接

合格最低点は非公開となっています。

合格発表   2月21日   16時~

今年の一般入試志願者は2,874名  合格者 122名

センター利用入試志願者は1,387名  合格者 30名    但し実受験者は363名

合格発表時補欠の順番も通知され、今年の場合一般入試の補欠247名のうち、168番目まで繰上、センター利用入試の補欠179名のうち、76番目まで繰り上がったとのこと。

なお、寄付金等は一切お願いしていないとのこと。

8月19日にもまたオープンキャンパスが開かれるので興味のある方は是非。

【参加レポート】日本大学医学部2017年度オープンキャンパス

7月27日に日本大学医学部の2017年度オープンキャンパスに参加して来ました。

日大医学部のキャンパスは板橋区の大谷口上町にあります。最寄り駅は東武東上線の大山駅です。歩いて15分ほどかかります。一番良いアクセス手段は池袋西口から出ている日大病院行きのバスを使うのが便利だと思います。わたしは西武新宿線野方駅から出ている王子行きのバスで東山町まで行き、そこから10分弱歩いて日大医学部まで行きました。

キャンパスは日本大学医学部附属板橋病院と隣接しており、病院を利用する人たちが敷地内を行き交っています。

オープンキャンパスの会場は図書館棟の記念講堂でした。受付で資料とボトルの水、記念品の名入れのタンブラーをいただきました。

参加者は親子で来ている方が多かったです。会場はほぼ満員でした。

オープンキャンパスで行われた内容は以下の通りです。

講演『医学部の概要紹介と入試の説明』宇田川誠一教授(一般教育学系数学分野)
講演『医学部教育の特徴』神山准教授
授業紹介『大学の化学』小松徳太郎准教授(一般教育学系生物学分野)
講演『日本大学における再生医学研究』松本太郎教授(機能形態学系細胞再生・移植医学分野)

学生講演「在学生から見た日本大学医学部」
教員・在学生による進学相談コーナー
キャンパスツアー

入試に関して変更点は一般入試の定員が減り、その分N方式の定員が増えるそうです。

日大では成績標準化を行っているとのことです。科目ごとによる平均点の開きをならすためだそうです。

松本太郎教授による講演「日本大学における再生医学研究」は、再生医療研究の最先端について。脱分化脂肪細胞(DFAT)と呼ばれる細胞の利点について教えていただきました。

授業紹介「大学の化学」は、受験勉強で得た知識が大学ではあまり役に立たないというお話でした。なぜ役に立たないかというと、そもそもの性格が違うからだそうです。受験勉強は正解を得ることが目的であるのに対し、大学での勉強は本質を理解するが目的です。自ら問いを見つけて答えを出していくのが大学の勉強とのことです。

「在学生から見た日本大学医学部」では在校生から受験勉強のアドバイスをいただきました。夏休みと直前が勝負とのことです。

最初にお話した方は、医学部では試験の範囲が広すぎて一人ではとても手に負えないそうです。そのため皆で協力して試験に挑むとのことです。それによってチームワークが培われるとお話されていました。

最後に今回いただいた資料と記念品です。

【参加レポート】聖マリアンナ医科大学 2017年度オープンキャンパス

日時:2017年7月16日(日)9:00~16:00

場所:聖マリアンナ医科大学キャンパス

今回、聖マリアンナ医科大学オープンキャンパスに参加してきました。

キャンパスは、神奈川県川崎市にある。最寄り駅が多くありそれぞれの駅からキャンパスへのバスが多く出ているので交通には不便ではない。

キャンパスの施設は、綺麗でセキュリティ対策が万全のようだ。

・キャンパス内の食堂で無料お昼ご飯

すごく美味しかったです。

・平成30年度 入試試験要項について

去年、平成29年度の応募人数は、一般入試は100名、指定校推薦入試15名となっていましたが、今年からは、一般入試試験85名、指定校推薦入試試験20名、一般公募推薦入試試験10名と変更になりました。

今年度から、公募推薦を導入したのは、指定校の学生だけでなく、より多くの優秀な現役生を入学させたいとの思いからだそうです。

・推薦入試について

受験資格は、現役高校3年生。評定平均4.0以上。他の医学部推薦入試の基準と同じである。

平成29年度の指定校推薦の志願者数は48名そのうち女子は30名。入学者数は、22名そのうち女子は11名。男女比は1:1となります。やはり、女子は推薦で入る方がいいのではないでしょうか。

また、去年と違う点は、公募推薦の枠が新たにできた事と入試日が1次・2次となったことです。簡単には、1次を突破することは出来なくなったのではないでしょうか。

・一般入試について

応募人数は、去年から減らした85名となりました。

また、去年の志願者者は3,527名のうち女子1,429名、1次合格者485名そのうち女子211名。2次合格者170名そのうち女子74名。補欠合格者は、175名そのうち55名が繰り上げ合格しました。

合格者の現浪比は、1浪が34名、その他18名、4浪14名、現役12名、2浪10名、3浪5名。浪人生が不利という訳ではないようです。

・入学後について

1年次から専門教育が始まる。それは、早期体験実習〝Life cycle Early Exposure″が行われる。マタニティクリニック・幼稚園・診療所・高齢者施設で実習を行い、医学生に必要なコミニュケーション能力を養っていきます。

提携大学は、東京純心女子学園や明治大学などと連携をし共同研究を行い、大学の垣根を超えた活動を行っています。

各学年、毎年2~3名の留年者が出るそうです。しかし、去年から新カリキュラムの導入でかなり改善されているそうです。

次回は、学内進学説明会(本学)

8月12日(土)・9月16日(土)・10月7日(土)

13:00~16:00

講演会、模擬講義、入試説明会、施設見学などがあるので、今回行けなかった方は、是非行ってみてはどうでしょうか。

【参加レポート】第1回 埼玉医科大学医学部 オープンキャンパス2017

日時:2017年5月28日(日)
場所:埼玉医科大学医学部 毛呂山キャンパスにて
時間帯:8:30~12:00

今回、埼玉医科大学医学部オープンキャンパスに参加してきました。

・平成30年度の応募要項について
埼玉医科大学は、過去平成21年度100名から平成29年度128名と定員を増やしてきました。増員の割合は、他の医学部と比べても変わらないでしょう。また、本校の平成30年度の入学定員は、前年度と同じ128名です。

推薦枠やセンター枠を引くと104名となり、引継ぎ厳しい入学試験になりそうです。また、今年度から応募要項やパンフレットはネットの電子版のみとなるそうです。出願は去年からネット出願で受け付けています。

・教育について
埼玉医科大学は「統合教育」というテーマで教育に取り組んでいます。
統合教育とは、従来の内科や外科といった枠組みではなく、臓器別・系統別に統合し直したものです。呼吸器、内分泌・代謝などの様々な講義を受けることになります。
今後医療者になる者としては、全ての分野を統合させた知識から多角的に医療を取り組むことができるので、実際の臨床に則した勉強をすることができます。
一方、学生からして見れば、学問の境界がはっきりしている型にはまった方法よりもフレキシブルさを求められるため勉強しずらいかもしれません。

卒後研修に関しては、研修先が充実しており、十分な支援が受けられそうです。
7割の卒業生は大学に残ってるそうです。大学病院な初期研修として 100名の定員があるので余裕がありそうです。

・推薦入試について
現役生と1浪生まで受験できます。合格者のうち、現役生と1浪生の割合は、50%ずつであり浪人生へのハンディキャップは無さそうです。
試験問題等は非公開とのころです。
物理の履修していない方でも、入試を受けられるそうで、物理を履修しなおす必要はないそうです。

・特別枠 2名
TOEFL 英検1級または、科学オリンピック等が条件
・帰国生入学
国際バカロレア資格を授与されている人が条件

これら湧くは、かなり特殊であまり利用できないでしょう。
また、社会人・学士編入試験は無いそうです。
今年からの新枠であるセンター入試後期の出願が可能となりました。

・一般入試の合格者について
4浪以上 (社会人経験を含む)9名
3浪 15名
2浪 32名
1浪 52名
現役生 22名 と推薦入試同様、浪人生に対してのハンディキャップは無さそうです。

・入学後について
各学年、毎年95%が進級し、だいたい 6~5名の留年者が出るそうです。
また、成績不振の学生に対して学習支援室の各学年に担当の先生が、面談・相談を受けることとなっているそうです。
再試験に向けてどのように勉強をするかを計画を立てる。
また、担当の科目の先生の所に行って相談もできるような、手厚い体制になっています。

第2回オープンキャンパスは、
日時:7/16(日)
場所:毛呂山キャンパス
時間帯:9:45~15:30
事前予約必要
模擬実習・病院見学などがあるので、学生の方は、是非行って見てはどうでしょうか?

【参加レポート】帝京大学医学部2016年度オープンキャンパス

2016年8月11日(木)帝京大学オープンキャンパスに行ってきました。

最寄駅は、新宿からJR埼京線で約10分の十条駅で、ここから徒歩10分くらいの場所にキャンパスがあります。

十条駅のロータリーには、マクドナルド、ミスタードーナツ等のファストフード店も軒を連ねており、さらに駅を出て30秒歩くと十条銀座というちょっと昔ながらの雰囲気の商店街があります。こちらには、八百屋さんやお惣菜屋さん、お菓子屋さん、ドラッグストアなど様々なお店があり、生活していくには不自由することはないでしょう。

さて、こちらが帝京大学板橋キャンパスの外観です。このキャンパスの裏には帝京大学附属病院が立っています。

緑が映える立派なキャンパスですね。

受付を済ませ、まずは内部を見て回ることにしました。

こちら建物の中央部なのですが、上の階まで吹き抜けになっており、まるでデパートを思わせるかのような雰囲気です。

さらに内部を歩くと見慣れた看板が・・・。そう、ケンタッキーです。というのも、キャンパス内にはケンタッキー(ファストフード店)を初めとしてサブウェイ(ファストフード店)やサンクス(コンビニ)、イタリアントマトカフェジュニア(イタリアンレストラン)といったチェーン店がテナントとして入っており、普段は多くの学生で賑わっているようです。お昼のランチ、空きコマに軽食をとりながらレポートを書いたり、勉強したりと想像するだけでキャンパスライフが楽しみになってきますね!

もちろん、食堂もあります。では、そちらの方に行ってみましょう。

様々なメニューがあり、手の凝ってそうなものも多くありました。その中でも写真のような帝京ランチ、キャンパスセット、本日の日替わり丼といったものに目が惹かれました。毎日主菜が変わる定食は嬉しいですね。しっかりと栄養も考えられており、何より日替わりなので飽きが来ないという点で6年間の大学生活でここでの食事は大きな要となってくれるのではないでしょうか。

さらに、この食堂では、軽食やデザート系のメニューもあり、ランチタイム以外にも空きコマでカフェ感覚でちょっと一息といった場面でもこの食堂が活躍してくれるかもしれませんね。

さて、私は日替わり丼を注文してみました。

この日は、麻婆茄子丼でした。所詮学食だからと高を括ってましたが、食べてみるとびっくり、ちゃんと手を込んで作られており大変美味しくあっという間に完食してしまいました。これは他のメニューも期待大です!

医大生としてしっかりと頭を使い勉強していくためにはしっかりとした食事が大切です!皆さんも帝京大学に進学された際にはこの食堂を存分に利用していただきたいものです。

さて、お昼からは医学部学部長公演・医学部教務部長公演・医学部入試説明の3つがありましたので、そちらに出席してきました。

重要な点を以下に書いておきます。

まず、入試における変更点について。2016年度は募集定員120人に対して一般入試が110人、センター利用入試が10人という募集枠ですが、2017年度からは新たに推薦入試が導入されます。したがって募集定員の方が全120人に対して、推薦入試が10人、一般入試が100人、センター利用入試が10人ということになるようです。

そして、一般入試において1次試験と2次試験に分けて課されるようになり、1次試験では学力試験で英語(必須)の他に数学、物理、化学、生物、国語の5科目から2つを選んで受験するというものです。これは3日間行われるようで、もし仮に3日間受験すると3日間のうち最も合計点の高い日が合否に見られるようです。(2日以上受験することによる特典)しかしながら当たり前のことですが、3日間試験を受けるということは当然その分受験料もかかりますし、他の大学の受験も考えている受験生にとっては他大が受けられなくリスクもあるのでしっかりと自分の受けたい大学を考え、入試日程を確認しておくことが大切でしょう。

話は戻りまして、2次試験ですが、こちらは面接(10分程度・受験生1人に対して面接官2人)と課題作文(テーマ型・300字以内・試験時間30分)の2つが課されるようです。1次試験で合格した人が2次試験を受ける資格を有し、2次試験でこの2つの試験を受験した者が最終的な合否判定がされます。

そして気になる推薦入試ですが、まず注意しておきたいのはこちらの受験資格を有するのは現役生のみです。既卒生の方は残念ですが、一般入試かセンター利用入試ということになります。

そしてさらに注意すべきことは、評定平均値が4.0以上であることが必要で受かったら必ず帝京大学医学部に進学するという約束をしなければなりません。すなわち専願です。

またもう1つ別の推薦枠で福島県特別地域枠というものがあります。こちらは福島県の高校3年生が対象で、評定平均が4.0以上で専願であることはもちろんのこと、福島県地域医療医師確保修学資金の貸与を受け、この大学を卒業したら福島県の医療機関に勤務する事を約束出来なければなりません。

試験内容は大きく分けて2つで、小論文と面接(10分程度・受験生1人に対して面接官2人)のようです。

最後に1番注意しなければならない点について。

帝京大学の願書の受付は出願締切日必着です!他大は消印有効の場合も多くありますが、ここの大学はそうではないことに注意してください!また多く見受けられるミスとして多くの大学を受けるため他大の願書を間違えて帝京大学に送ってしまうという事例もあるようなのでしっかりとどの願書をどこに送るか確認することを怠らないようにしましょう。

その他詳しいことは帝京大学の募集要項やホームページをご覧いただけると幸いです。

以上、帝京大学2016年度オープンキャンパスのレポートでした。

最後に今回のオープンキャンパスでいただいた物を写真としてあげて締めくくらせていただきます。

【参加レポート】順天堂大学 2016年度オープンキャンパス

順天堂大学のオープンキャンパスに参加してまいりました。

順天堂大学の本郷・お茶の水キャンパスは御茶ノ水駅から歩いて7分程度の位置にあります。御茶ノ水口を出て橋を渡り、左に曲がって川沿いに進んでいくと、順天堂大学病院が見えてきます。さらに進むと順天堂大学院と大きく書かれたセンチュリータワーという名前の背が高いビルがあります。そのビルが今回の会場です。

受付を済ますと6階のホールに案内されました。5人掛けの長机に小さいモニタが3つ備え付けられており、設備のすごさに驚きました。

こちらの会場は、本会場が満員になってしまったために、用意された会場でした。スクリーンに映し出される本会場の様子の中継を見るというスタイルで進められていきました。例年、オープンキャンパスで使用している講堂が改修中のため、大きい会場が使えず、このような形でオープンキャンパスを行ったとのことです。

代田医学部長の挨拶に続いて、冨木先任准教授の講演がありました。ジョークを交えつつ、お話される方です。ウケないと「ここ笑うところなんですけどね…」などとぼやいたりして、楽しく話を聞くことができました。

順天堂大学医学部の一年生は千葉県の印西市にあるさくらキャンパスで過ごします。さらに全員が寮に入ることになります。親元から離れ、共同生活を送ることで人と協力する能力が培われるそうです。

入試については、面接のこと、小論文のことについてお話されていました。面接では、これまでに自分が情熱を持って取り組んできたことを象徴する何かを持ってきてくださいということです。たとえば、トロフィーや表彰状などです。ギターを持ってきて弾き語りしたりするのは不適切であるとおっしゃっていました。

順天堂大学の入試といえば、ユニークな小論文。受験生は皆一様に面を食らってしまうとのこと。無理に医学に結びつけて書こうとしないほうが良いそうです。

在校生によるトークセッションは和気藹々とした空気で、学生同士の距離が近いことが伺い知れました。司会の平沢教授とも親密そうでしたので、教授と学生の間にも良い空気が流れていそうだと感じました。

在校生たちの話の中で気になったものをいくつかピックアップしてみたいと思います。入試に関して、試験会場の幕張メッセが広いので、緊張してしまうというお話が何度も出ていました。解けそうな問題から手をつけてみるなど、それぞれのリラックス法を披露していました。また面接に対して、一人の学生が圧迫面接だったために帰り道に泣いてしまったと言っていました。面接官によっては圧迫面接をする場合があるのかもしれません。

【参加レポート】北里大学オープンキャンパス

8月7日に北里大学で行われたオープンキャンパスに参加しましたのでその様子をレポートします。
最寄り駅は小田急線の相模大野駅です。
駅前には飲食店や図書館、家電量販店もあり暮らしや遊びには不自由しなさそうです。
大学へは駅からバスで向かいます。
直行のスクールバスが出ているので、それに乗っていきました。15分ほどと言ったところです。
当日は各学部のプログラムが同時進行していました。
その分人も多く、帰りのバスに乗るまでに少々時間を要しました。
受付を済ませてから医学部の会場までは3分ほど学内を歩くことになるのですが、緑も多く街の中を歩いているような感じになりました。

美しい大学です。
学部概要の説明や模擬講義、キャンパスツアーなど多彩なプログラムが用意されていました。
概要の説明があった教室では、机にテレビが設置されているなど設備の充実を感じました。

概要説明では求める学生像の説明に始まり、定員や倍率、男女比といった入試に直結する情報からカリキュラムや医師国家試験の合格率のような学生生活にかかわること、さらに奨学金や地域枠の説明もありました。大村智特別栄誉教授のノーベル賞受賞はあまり入試に影響しなかった、とのことです。
この後食堂を訪れたのですが、メニューも幅広く、座席数も多く、建物も新しく、落ち着いて食事のできる環境でした。
28日にも同じく相模原キャンパスでオープンキャンパスが実施されます。

【参加レポート】東京慈恵会医科大学 2016年オープンキャンパス

東京慈恵医科大学のオープンキャンパスに参加してまいりました。

オープンキャンパスは東京慈恵大学の西新橋キャンパスで行われました。西新橋キャンパスの最寄り駅は都営三田線の御成門駅ですが、私は銀座線の虎ノ門駅から歩いて行きました。だいたい10分程度です。帰りは新橋まで歩いてみましたが、思ったよりも遠くありませんでした。新橋周辺はビジネス街で、飲食店が多く、学生生活においても食に困ることはないだろうと思いました。アクセスに関して言えば他にも、内幸町神谷町霞ヶ関大門も利用可能だそうです。

西新橋キャンパスと東京慈恵会医科大学附属病院は道を挟んだすぐそばです。患者さんや医師や看護師が周辺を行き交っています。

会場は中央講堂でした。開始時間ギリギリに入ったら、すでに参加者が満杯でした。3階席に案内されました。参加者はやはり保護者連れが多かったです。また一人で参加している保護者の方も多く見受けられました。

当日の内容は以下の通りです。

・開会(スケジュール説明)
・本学の理念と特徴(学長)
・本学の医療教育と求める学生(教学委員長)
・学生が語る大学生活
・質疑応答
・休憩
・卒業生のキャリアパス
・本学の入試が求めるもの(入試委員長)

以上です。これ以降はキャンパス見学や個別相談会の時間となりました。

印象に残った話をピックアップしていきたいと思います。

まず、西新橋キャンパスは今後3年で大改修を行うということでした。会場の中央講堂はなかなか年季が入っており、昔ながらの大学の建物といった感じでしたが、これを取り壊して新しくするそうで、現在の中央講堂をオープンキャンパスで使用するのも今回が最後になると学長がおっしゃっていました。

2017年度の入試についてです。二次試験に関して変更点がありました。二次試験はこれまで個人面接と集団討論が設けられていましたが、来年からは集団討論を廃止して、小論文を新たに設けるそうです。集団討論では一人ひとりの人物像が見ていくことが難しいとのことです。

個人面接についてですが、学生の声によると、穏やかな空気の中、行われるそうです。入試委員長も面接というよりも対話なのでリラックスして臨んでくださいと仰っておりました。


 

 

 

 

【参加レポート】慶應義塾大学 2016年度オープンキャンパス・学部説明会(医学部)

2016年度慶應義塾大学オープンキャンパスに参加してまいりました。

慶應義塾大学は総合大学なので、今回のオープンキャンパスは医学部に特化したものではなく、他の学部と合同で行われたものでした。それゆえに大変な参加者の数でした。1回30分の学部説明会が4回行わており、わたしは3回目の説明会に参加しました。中規模の教室がほぼ満席になっていたので、トータルで相当な数の人が説明会に参加したのではないかと思われます。参加者は親子連れの高校生が多かったように見受けられました。

学部説明会は鈴木秀和教授によって行われました。まず、慶應義塾大学医学部の歴史についての説明がありました。福沢諭吉に恩のある北里柴三郎が設立に尽力したそうです。当時、官学の医学界においては各分野が分断されがちだったそうですが、私学である慶應はそれを他山の石として、基礎医学と臨床医学の連携を重要視したとのことです。

1年次は他の学部と同様に日吉キャンパスで一般教養を身に付けます。2年次から信濃町キャンパスに移動します。信濃町の慶應義塾大学病院は新病院棟を建設中で2017年に完成する予定だそうです。

研究医養成プログラム(MD-PhDコース)のお話もされていました。6年間の医学教育を受け、医学知識を十分にもった基礎医学研究者を医学部で医師になるための教育を受けると同時に、大学院で医学の知識に基づいたレベルの高い研究を行い、将来、研究医となる人材を育成するために設置されたコースです。

ここ数年で女子学生の割合が増加している傾向にあるそうです。今年度は女子学生の割合が23.3%ということでした。

慶應義塾大学医学部の強みの一つとして関連病院の多さから就職先には絶対に困らないということを鈴木教授は強調されておりました。

2017年度入試について変更点などの説明は特にありませんでした。

【参加レポート】日本医科大学 2016年度オープンキャンパス

日本医科大学の2016年度オープンキャンパスに参加しました。

会場は千駄木校舎の教育棟/大学院棟でした。千駄木校舎は4つの駅に囲まれており、アクセス方法は何通りかあります。私は東京メトロ南北線の東大前を使いました。駅からキャンパスまで徒歩8分ほどでした。他には、千代田線の千駄木駅・根津駅、南北線の本駒込駅からもアクセスが可能で、どの駅からも徒歩8分程度だそうです。

当日の内容は以下となっております。

・学長からの挨拶
・カリキュラムと入試の説明(教務部長)
・模擬講義(心臓血管外科学・新田隆 大学院教授)

弦間昭彦学長による挨拶では、学是や日本医科大学の歴史、著名な卒業生、校風などについてお話されていました。弦間学長は昨年度から学長になったそうで、今年が初めてのオープンキャンパスとのことです。ユーモアを交えてお話されており、参加した人たちも笑ってお話を聞いていました。

日本医科大学の学是は「済生救民」と「克己殉公」。特に「克己殉公」を強調していました。救急医療にも力を入れているそうです。

著名な卒業生には野口英世や、トーマス野口(マリリン・モンローやジョン・F・ケネディの検死を担当した)などがいるとのことです。

印象に残ったのは、日本医科大学の自由な校風のことです。「アカデミズムの自由を尊重する校風」と仰っていました。私大の中でも特に自由であるということです。というのは大学運営側の話かもしれません。創始者の一族経営の場合、ものごとは鶴の一声で決定することが多いが、日本医科大学はそうではないというような趣旨のことをお話されていました。

「カリキュラムと入試の説明」では今年から後期試験が導入されるということをまず最初にお話されていました。また、前期試験の一次試験合格者数を例年よりも減らすとのことです。偏差値を上げる狙いがあるそうです。

模擬講義は小川令教授による「心臓手術」についての講義でした。心臓手術の歴史、実際の手術時の映像、心臓手術のこれから、といった内容でした。手術の映像は、心臓がアップになっていてとても臨場感があり、なかなかインパクトのあるものでした。もしもこれが他の場所であれば目を覆う人も多いと思われますが、参加者はさすがは医学部受験生、皆さんしっかりとスクリーンを見つめておりました。映像は胸骨をドリルを使って開くところから始まりました。この日はあまり体調が芳しくなく、まとめに見ていたらどうにかなってしまいそうだったので、目を細めて見ることにしました。

参加者は親子連れの方がよく見受けられました。会場はほぼ満席でした。女子の数のほうが圧倒的に多かったです。

今回いただいた資料です。

当日特に言及されることはなかったのですが、日本医科大学は女子学生の割合が多いそうで、女性医師・研究者に対する支援体制を整えているとのことです。